当社では全棟、柱・土台・間柱に 富士ひのき を採用しております。
ひのきの原木は、明治22年の創業から現在まで、地域産材(桧、杉)にこだわり続けた、静岡県の材木工場で製材されます。
材木工場のグレーディングラインで含水率、ヤング率の測定とその値が印字されます。
含水率、ヤング率、シリアルナンバーが印字された木材。
ひのき原木から木材として出荷されるまでの工程はこちら-PDF》
ひのきの木肌は緻密(ちみつ)で美しい光沢があり、年月を経るに従い艶のある鼈甲色(べっこういろ)になる銘木です。
ひのきは伐採後、200~300年頃まで少しづつ強度を増して1.3倍ほどの強度になります。その後、徐々に強度を減少させますが、千年以上経っても伐採時の強度を保っています。
日本最古の木造建築である法隆寺は、ほとんどがひのき材で、1300年経った現在も美しい姿を残しています。昭和の大改修の際に、それまで屋根瓦の重みでしなっていた木が、瓦を外すと真っすぐに戻り、柱を鉋(かんな)で削ると桧の芳香が漂い、今製材されたような木目が現れる、というこには大変驚かされます。
ひのきは強度を保つのみではなく、生き続けているともいえます。
水の熱伝導率を1としたとき、ひのきなどの木材は0.5で水の半分です。鉄は約105なので、木材に比べ200倍も速く熱を伝えます。
ひのきは熱を伝えにくい住宅財力としても活躍します。
ひのきは空気中の温度と湿度の変化にしたがって、水分を吸湿したり放湿して常に空気中の湿度と平衡を保つ特性があります。
「天然のエアコン」のような調湿機能を果たします。
ひのきの香りには、人をリラックスさせる効果があり、精神を安定させ心を癒してくれます。
一方、特に芯材に含まれる「ヒノキオール」などの精油分は、シロアリや細菌類にとって嫌な香りで、虫を寄せ付けないといわれます。
これが、山三伊藤工務店が桧材にこだわる理由のひとつです。
当社では、ひのきの芯持材を土台・柱に採用し、床下除湿機を設置することで、シロアリの薬剤処理をすることなく、体にやさしく安心して暮らせる住まいをご提案しております。