建築現場を見て、聞いて、触れる

あなたが思い描く理想の家は、どんな家でしょう？
家づくりを考え始めたばかりの頃は、自分が建てたい家のイメージがあるにはあるけれど、漠然として固まってい方がほとんどです。

住宅ローンや保険に関する知識も少なく、住宅展示場へ下見のつもりが、下手をすると言われるがままに契約をしてしまう人も少なくありません。

家は高額な買い物です。誰もが自分は失敗したくないと思っています。

失敗しないためには、自分にとってベストな選別をしていくことが不可欠です。お隣の人とは違うあなたにとって大事なもの。まずはあなたが望んでいるものを見出していきましょう。

家を建築する会社は、大きく分けて3つ挙げられます。

・大手ハウスメーカー・設計事務所・工務店

どこも家づくりのプロですが、実際よく調べてみると、各社それぞれに特徴があり、違いがあります。どこを選ぶのが正しい、というものではなく、個々の事情に最適な会社を選ぶことが望ましいといえるでしょう。

当社を訪ねてくるお客様は、大きく分けて2パターンいらっしゃいます。

1. 将来、家を建てたいと思っているけれど、何から始めていいのか分からないお客様。

2. インターネットや住宅雑誌でたくさんの情報を集めたものの、何が良いのか分からなくなってしまったお客様。

どちらのお客様にも、アドバイスをしていることがあります。

それは、いろいろな会社の建築現場を見ることです。

工務店の代表が「他の会社の家を見てまわってください」というのですから、少しおかしな話だと思われるかもしれませんが、その理由をお話ししますね。

家は「人の手」でつくられます。

工場で一貫生産されるものとは違います。

一棟として同じものがない家づくりは、多くの職人の手を通してつくり上げられます。

現場はウソをつきません。現場には、必ずその会社の本当の姿が出るものです。

どんなにたくさんの情報や知識を集めたとしても、

●どんな職人が、実際にどのように家を建てているのか？

●現場では資材など、きちんと整理整頓されているか？

●木の家の香りやぬくもりは？

これらは実際に現場に行って、見る、聞く、触れることをしなければ本当のところは分からないものです。実際の建築現場を見てみると、気付きや発見があることでしょう。

施工に自信がある会社であれば、建築中の家を見せてくれると思います。これも、施工会社選びのポイントのひとつになるかもしれません。

まずは、気になる施工会社を訪ねてみましょう。

専門的な質問を用意する必要はありません。感じたこと、疑問に思ったことを率直に聞いてみてください。

もしかしたらしつこく営業されたり、または経験がある方がいらっしゃるかもしれません。そういう時は、その会社の理念や思いを読んでみてください。

様々な提案を受ける中で、会社によって家づくりの考え方が違うことが分かってくると思います。そして、あなたが本当に望んでいる家のビジョンが少しずつ見えてくることでしょう。注文住宅の家づくりで非常に大切な部分です。

なぜ、私がこのようなお話しをするのか。

それは、あなたに家づくりを通して幸せになってほしいし、後悔だけは決してしてほしくないからです。

私たちは、皆さまにご満足いただける家を提供したいと思っております。

しかしながら、万人の方に満足していただける家のご提供はできません。

気になる施工会社に足を運んで、納得できるまで何度でもいろんな家を見てくださいね。